








ポポタム18周年記念グループショウ(後期)の出展作品です。
タイトル:ROW TILL DIE
「船」の部分のサイズ:
長さ約310mm x 幅約85mm x 高さ約30mm
アーティストでアクティビストのアキラさん。
何にも属することなく自分の立場を明らかにしながら、美術作品だけでなく言葉や行動でも表現する作家さんです。
この作品はアキラさんの代表作とも言える、船を漕ぐ彫刻のシリーズ。
ざっくりと彫られた船に、人が乗っています。
このシリーズを初めて拝見したのはオオタ・ファインアーツで、たくさんの人と船がいくつかの大きなモビールとなって、広いギャラリー空間にゆらゆらと浮かんでいたのでした。
一人一人が、それぞれの船に乗り、あちこちを向きながら、でも一つの空間にあやうくも絶妙なバランスで漂っている。
さまざまなメッセージを書かれたTシャツを着て。猫と一緒だったり。立ち上がっていたり。寝転がっていたり。自由に。
パラダイスというものはないのかもしれないし、現実社会はわりと酷いものだけれど、個人であり社会の希望を心の中でスケッチし続けることが肝要。と、感じるのは深読みしすぎでしょうか。
この船を漕ぐ人が存在する空間には、いつも光と風がそばにいてくれると感じています。
*釣り用の金具がついています。展示で使用したテグスをそのまま付属希望の方は備考欄にお書きください。
展示会場での撮影:香川賢志