







ポポタム18周年記念グループショウ(後期)の出展作品です。
タイトル:無題
フレームサイズ:約225mm × 約315mm
ぶりおさんはポポタム開店年からすぐにコンタクトしてくれて、グループ展示、そして1000枚以上のドローイングを飾るという個展も開催してくださいました。
当時はハガキサイズの紙に気に入りのインクペンでスラスラと、何枚も何枚も、放っておけば在廊中に何十枚でも描いていらっしゃいました。
今回の作品は大きめのドローイング。
てっきりいつものハガキのイメージだったので、そのサイズにびっくり。
でも画面が大きくなっても、独自のリズムとノイズがあるオリジナルな線は健在で、構図や余白もキマっています。
まるでお風呂に入っているみたいに池に浸かりながら読書するカバと、その隣にはカバのお尻から降りて、同じく隣で別の本を読む鳥。
背後には人がその様子をのぞいています。
見てはいけないものを見てしまったような表情ですが、もし本を持っていれば、このまま仲間に入りそうな雰囲気。
ぶりおさんの絵を見ていると、どんどんと想像が膨らむのは、リズムと遊びのある線が紙の外まで伸びていくような、そんな気がするからでしょうか。
*フレームはスタンドタイプですが壁にもかけることもできます。
展示会場での撮影:香川賢志