





ポポタム18周年記念グループショウ(後期)の出展作品です。
タイトル:渋温泉の猿
サイズ:約230mm × 約160mm
画材:紙パネル、ステンシル
消しゴムはんこや版画、ステンシルでイラストを描くポン豆ヤ・渡辺なおさん。
『ポーズはんこ採集帳』という本も作られているように、
https://popotame.com/items/5eb0f25b34ef014602044ce9
ポン豆ヤさんの作品は、観察とデザインの賜物!という気がしています。
おそらくたくさんデッサンやスケッチをしてきたのでしょう。
とくに小さな消しゴムハンコは、多くのものを削ぎ落とさないと作れません。どの線がそのものを表すか、その取捨選択でデザインの感性も問われるのだと思います。
今回の作品は、ポン豆ヤさんが18歳の時に初めて一人旅をして訪れたという温泉地。噂には聞く、猿が温泉につかっているの図、です。
手前から奥へと続く温泉のお湯と湯けむりの構図は、向こうに猿が暮らす深い山にまで続くような広がりがあります。
そしてこの猿たちの表情ときたら。「いい湯だな〜」とか「極楽極楽......」とか聞こえてきそう。
ステンシルでつくった境界が曖昧な面と、ふんわりした色付けが、ぽかぽかの気持ちいい温泉にぴったり。
お風呂場の近くに飾りたいけれど、湿気は禁物。帰宅してこの絵を見ると、ふわ〜っと緊張が取れそうです。
*フレームや専用箱はついていません。発送の際は緩衝材に包んで段ボールで梱包します。
展示会場での撮影:香川賢志