









ポポタム18周年記念グループショウ(後期)の出展作品です。
タイトル:人間だよ、キツネだよ
フレームサイズ:約335mm × 約425mm
画家で絵本作家の渡辺郁子さんは、コロナ感染が減ったかと思ったらまた増えたり、まだまだ先が見えない時期に絵本『はるになったら』((福音館書店 こどものとも年中向き 3月号)の原画展示を開いてくださいました。
秋田で育った渡辺さん。まだ雪が残っていて花も咲いていないけれど、遠くの山がほんのり桜色に煙っているように見えることを教えてくれました。自然と季節へのまなざしと、春はもうすぐそこという静かな興奮を描いた絵本です。
今回はポポタムの開店記念日である4月1日のエイプリルフールにちなんで「嘘」をテーマに描いてくださいました。
人間の子どもはキツネのふりをして、キツネの子どもは人間のふりをしています。ごっこ遊びって、初めてつく嘘かもしれませんね。
キツネと子どもの表情、短くてかわいい手足。風になびく草はら、柔らかい光、影。
どこをみても、丁寧に、大事に大事に描いているのがわかります。
動物や植物を描くことの多い渡辺さん。常設の他の作品もぜひご覧ください。
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https://popotame.shop/?category_id=61f34b6472c5de1e85f0e7b1
展示会場での撮影:香川賢志