






ポポタム18周年記念グループショウの出展作品です。
タイトル:追うもの
サイズ:横300mm 縦230mm
フレーム付き
画材:シャープペンシル、ワトソンボード
TOMIYOSIさんは初個展をポポタムで開催してくださいました。
その展示のタイトルは「はざま」。
部屋や街の中に存在する、不思議な生き物や時空間。日常と非日常の、まさに「はざま」をとらえた力作ぞろいでした。
作品はすべてシャーペンで描いており、その作業を想像すると眩暈がしそう。でもきっとご本人は楽しんで描かれているのでしょう。どの絵からも物語の可能性が広がっていました。
今回出品してくださったのは、グッと雰囲気が変わって、思い切った構図の抽象に近い作品です。
三角錐が聳え立つ荒野を、何人かの人が歩いています。
天国への道のりのようでもあるし、どこか別の惑星のよう。
シャーペンの出す黒の反射や、紙の持つ白さのバランスは、さすが徹底してこの画材を使いきわめたTOMIYOSIさんならでは。
初個展の時から注目しているファンも多いです。
こちらの作品は、TOMIYOSIさんがまた次に向けての感性を広げる一枚になるのではないでしょうか。
展示会場での写真撮影;香川賢志